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エスカレートする日本の顧客(2)

ハンドキャリー。。。エンドライス(つまんねー)
 

ハンドキャリー、すなわり英語で言う『物を手で運ぶ』という意味(だと解釈してるが・笑)だが、
物づくりの現場、特に成長著しく数多くの外国企業が生産を行っている中国の”通”の(いや皆だけどさ)
間では、この言葉を聞いた途端ちぢこまる人が少なくないはずだ。

 

中々製品がうまく出来ず、納期ぎりぎりで今日中に香港や日本に送らなければならない。
そんな切羽詰った状況を打開すべくこのハンドキャリーは大いに活躍する。

 
 

物(製品)を普通に税関を通して手続きをすると時間が一週間もかかり、かなりのロスになる。
そこでその税関を手っ取り早くすっ飛ばして、自分で国境を越えその時間のロスを防ごうというナイス
なアイデアなようでスリル満点のデンジャラスな、一種のギャンブルなのである。

勝つか負けるかやってみないと分からない。先に待つのは拘束か自由か?(笑)

広東地域は香港に近く香港の植民地みたいなもんなので、この二つの地域を往来する人や交通は非常に
多い。それだけ行き来も多いということは、その中には色々なものを持って行き来し商売してやろうと
いう輩も多い。

 
 

無論、物づくりの世界においては常に納期との戦いである為、ハンドキャリーは大小の企業を問わずど
こでもやっている。一見誰もがやっているので、合法的な行為かと錯覚してしまう人もいるみたいだが、
これは明らかな”違法行為”であり、犯罪行為とも言ってもよい。

 

ただ、税関で捕まえられた時の扱いはその人の”国籍”或いは”身分証”によって大きく変わる。
広東地域では一般的に香港人に対する扱いが特別よく、彼らがひっかかっても特に咎めなし、
しかもそのまま物の拘留のなしときている。

 

また、香港永久居住民カード(ビザありで香港に7年間以上居住した人に与えられる身分証みたいなもの)
を取得している外国人にもゆるい。(最近取締りがちょっと厳しくなったみたいだけど基本は変わらない)

大陸人から見た香港は天国であり、香港人を彼らが見るときは東洋人が欧米人を羨望感を持って見るの
と非常に似ている。彼らは大陸よりも非常に発達した地域の人間で、お金持ちで近寄りがたい、そうい
ったものなので、彼らに対して大陸人はぬるい(実際に広東地域は香港の経済的な植民地だし)。

 

逆に、我ら中国の労働ビザも持っていないばかりか(一応マルチビザは持ってるが、労働行為は禁止さ
れている)、会社からの何の保証もなく働いている外国人にとって、このハンドキャリーは恐怖極まり
ないのである。

 

ついこの間、麻薬を密輸しようとしていた日本人が中国で死刑判決を言い渡されてからというものの、
生きた心地がしない。(04年2月)


ま、実際税関で一番ひっかかる電子部品等以外だとあんまりとやかく言われないのが傾向だが、
『すいませんカバンの中見せてください、あっ何か入ってますね何ですかこれは?』『いや〜サンプル
なんですけどぉ〜』という白々しいスリル満点で寿命が縮みそうな騙し合い会話はしごく勘弁してほしい。

私も以前ハンドキャリーで中国から香港、香港から日本までどでかいダンボール箱五つも抱えて行った
ことがある。

 

香港空港でオーバーチャージの荷物料金を可哀想なことに自腹で払い、日本の税関で
『サンプルですぅ。。。』と弱々しくしく嘘をつきまくっていると、出てくるぼろをつかれまくれあえなく
自供(笑)

 

『今度持ってくるときはちゃんとインボイス(※)持ってきてくださいよ』と呆れ顔で釈放され泣きが
はいったあの夏。。。。(遠い目)

 

つかそんな話はどうでもいいとして、その時納期がどうしても間に合わなかったのでハンドキャリーで
日本まで持っていかなければならないのは知っていたが、まさか自分が飛ばされるととはよもや思って
いなかったのである。

 
その知らせを受けた当日に強制的に香港にそのくそ重たい荷物を持って移動させられる。

更にその晩には社長に”いいとこ連れてったる”と行きたくもない韓国スケベカラオケに夜2時半まで
つき合わされたあげく、翌朝8:50分の飛行機で日本へ飛ぶというあまりに過酷な日程。


(あの晩歌った布袋寅泰の”さらば青春の光”がどれだけむなしかったことか・笑)

 
 

やっとこさ任務を遂行したら客が『ああ、まだそんな急がなくてもよかったのに二三日後でも全然OK
なんですけどねえ』という爆弾発言も飛び出し怒り心頭になりそうだったがとにかくこらえた。

 
しかし、ひょんなことからこの顧客達はとあることに気付いたらしい。


『あれ?ハンドキャリーで来ると着くのが速いし(当たりまえじゃ)、航空便で送ってもらうより随分
安いねぇ〜』。(実際3分の1から4分の1の値段になる)

 
この言葉を聞いた瞬間ものすごく嫌な予感がした。いや、予感もくそもない。


奴らは本気で以後も我々にしょっちゅうハンドキャリーさせようと企んでいる。

 

自分の予感はずばり的中。これ以後何かあるごとにうちの会社の誰かが日本へ
飛んでいる。嘘だろ?まじかよ?というぐらい70kgもの荷物を持ってハンドキャリーした60過ぎ
のT氏(仮名)はどのような顔をしてハンドキャリーを遂行したのだろうか?


(一体何キロオーバーしてんだよ・笑)

 
その姿を想像すると笑うにも笑えないものがあり複雑な気分である。


次はもしかして俺か?

 
これを考えると夜も眠れずベッドの中でぷるぷる震えながらおびえている(ウソ)


written by KEN(5/3/04)


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追記:大体このような残酷で無茶苦茶なハンドキャリー要求をしてくる会社は、社内できちんと計画が
練られておらずいつも行動が突発的です。もちろんこういう会社を相手にしてもうけているのがうちの
ような会社なんですけどね。

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(※)インボイス・・・輸出者が輸入者宛に作成する貨物の明細書で、輸出入通関の際に税関当局に提
出しなければならない重要な書類。これがないと言い訳が出来ない為、多くの企業が偽のインボイスを
発行し(税金を払わないで済むような金額にまとめる。日本だと1万円以上は課税対象)この難関をク
リアしようとします。どこぞの誰かさんはそれを持っていなかった為、しつこく尋問されました(笑)

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【まめ知識】
ハンドキャリーを中国語では”手提”といいます。”提”は持つとか運ぶという意味で
まさに見た目そのままって感じですね、手で運ぶ。。。ぷぷぷ(いや笑えないんだけど)

posted by KEN at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国ビジネス
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